薩摩藩11代藩主。島津久光の子。1858年家督相続。祖父斉興・父久光の後見を受けた。
1867年に父久光と入れ替わりで藩兵を率いて上洛し、これが戊辰戦争時の主力軍となった。版籍奉還・廃藩置県に対応したとき藩主・知藩事であった。西南戦争では中立の立場を取り、戦後も鹿児島の復興・教育に尽力した。公爵となり貴族院議員を務めたが、終生髷を落とすことはなかったという。