【完全戦国年表ライブラリー：００２】「街道をゆけっ!!」～導入編

　「完全戦国年表・第三版」の公開と同時に、「戦国メディア市」に次ぐ目玉連載となる予定だった「街道をゆけっ!!」だが、第三版アップの宣言日にどーしても間に合わず、「完全戦国年表ライブラリー」に収録、という形にして「街道をゆけっ!!」のアップは見送られた。そのまま、作者の多忙とともに、「完全戦国年表ライブラリー」の完成自体が遅れ、そのまま闇に消えてしまったのである。そこで、「街道をゆけっ!!」に再び光をあてるべく、インデックスページのみは公開し、一部、書こうと思っていたことを書き留めておこう、というわけである。
　「街道をゆけっ!!」は、勿論の如く、司馬遼太郎の「街道をゆく」のパクりであるが、よくインターネットの歴史系個人ページに多い、史跡の訪問記を「完全戦国年表」でも書いていこう、という主旨で始まった企画である。

　この上記すべてのタイトルは、すべて仮題である。そして、上記に書かれている城は、すべて訪問した城である。なかでも、第１回の小田原城は６回行き、石垣山一夜城は５回行ったことがある。姫路城・二条城などは３回行き、安土城・熊本城などは２回行ったコトになる。どの白も、いろんな思い出ばかりだ。それらの一部を書こう、という次第である。

■小田原城
　私が生まれて初めて見た城であり、私の戦国時代への興味のきっかけと言えるだろう。その後、春先には５年連続で行き、いろいろな発見をしてはいるが、飽きた（笑）

■姫路城
　最初見たときはその天守に圧倒された。いい城だなあ、とも思っていたが、３回くらい見ると、その歴史の希薄さに（相対的なものだけど）、すこし衝撃が小さくなってくる。素晴らしい城すぎて、そのよさは分からない。建築としては素晴らしいのだけど。それに、姫路城恐怖症になっていましてね、ははは。生まれて初めて見た現存天守。

■三原城
　ＪＲの駅の下にある駅で、結構笑える。

■新府城、石和甲州蔵屋敷、躑躅ヶ崎館（武田神社）、甲府城
　６人連れで行ったのだが、その帰り道にＬ特急あずさが、ＪＲ中央本線豊田駅の落雷事故で遅れに遅れ、特急料金払い戻しとなった記念すべき旅であった。

■川中島古戦場、春日山城、金沢城、丸岡城、福井城、一乗谷城、安土城、丹波亀山城、二条城
　この時、春日山城で買った「毘の旗」を京都まで鞄に差して北陸路を下った連れがいた。
　この時、初めて安土城を見る。凄くよかった。歴史の凄みが、ひしひしと感じられた。ほとんど何もないこの城は、本当によかった。

■鳥取城
　私が行った中では一番辛かった山城。ちなみにこの時、一眼レフを落として叫んだ奴がいた。

■掛川城
　久々の木で再建された天守を持つ城。新しい木の香りがよかった。

■河越城
　２回目に行った時は雪中行軍で河越を見て周った。すべての史跡を見終わったとき、雪は止んだ。

　とまあ、こんなところだろうか。現存天守は、弘前以外はすべて行くことを果たした。いろいろな城へ行ったなあ。
最南端探訪城郭：熊本城
最東端探訪城郭：仙台城
最北端探訪城郭：仙台城（もしかしたら山形かもしれないけど）
最西端探訪城郭：肥前鹿島城
　日本全国、いろいろなところへ行った。旅はいい、と私は思う。
　……なんか手抜きなコンテンツになっちゃったけど、まあいいか。ちなみに、原版も一応、同時公開します。唐沢山城からの関東平野の眺望をバックにした、美しいロゴも必見！

原版アドレス：http://www.asahi-net.or.jp/~mh6h-ecg/ksn/kaido/index.htm

初出
「街道をゆけっ!!」：「完全戦国年表」未アップ
解説：書き下ろし