おおくらきょうのつぼね(おおくぼながやす)
淀殿の乳母。大野治長の母。秀吉死後、高台院と考蔵主退去に伴い、奥を取り仕切るようになる。方広寺鐘銘事件において、駿府に下向する。このとき片桐且元が伝えた内容と大蔵卿局が伝えた内容が大きく異なり、片桐且元が失脚することとなった。最後は子・治長共々豊臣秀頼・淀殿に殉じた。
NHK大河ドラマ「真田丸」では峯村リエの好演が話題を呼んだ。同作では淀殿があまり馬鹿ではなかったので、憎まれ役を一手に引き受けたとも言える。乳母も務めて子育てで武将を育てて、と戦国時代では典型的なエリートワーキングマザーである。