大友 塩市丸(おおとも・しおいちまる)
大友義鑑の三男。兄は大友義鎮(宗麟)。母が大友重臣入田親誠に働きかけ、大友義鑑は義鎮の廃嫡と塩市丸を後継とすることを宣言、重臣斎藤・小佐井を討つ。残った重臣の津久見・田口は二階間に乱入、塩市丸・その母・娘2名・侍女を次々と殺害、義鑑も重傷を負う。津久見・田口も討ち死にする。義鑑は義鎮に家督相続を命じ2日後に死亡した。
典型的御家騒動であるが、どうも合戦というよりは現代社会の殺人事件に近い雰囲気を感じる。塩市丸自体のエピソードが伝わってこないあたりも、父親ターゲットの殺害に一家巻き込まれた感がある。