誠仁親王の第一皇子。誠仁親王が35歳にして薨じており、祖父にあたられる正親町天皇から践祚、即位。在位1586~1611。豊臣秀吉の天下統一期にあたり、日本書紀神代巻の刊行(慶長勅版)など文化事業の事跡が特筆される。その他、関ヶ原の戦いでの細川幽斎古今伝授途絶を憂い、和睦を命じている。後水尾天皇への譲位は徳川家康との対立と言われる。