北条 氏直(ほうじょう・うじなお)

生没年 1562~1591.11.4
名前 国王丸、新九郎
官位 左京大夫

北条氏政の次男。長男の早世により北条氏5代となる。母は黄梅院であり、武田信玄の孫にあたる。1580年家督相続。織田軍の武田討伐から本能寺の変のめまぐるしい情勢を乗り切り、神流川の戦いで滝川一益を破り、信濃・甲斐を伺う。最終的には徳川家と同盟し、上野一国を勢力下におく。徳川家康の娘・督姫と婚姻する。が、安定した関東支配の一方、豊臣秀吉には舅・家康の取りなしもあったが最終的に決裂し、小田原城は20万の大軍で囲まれることになる。上杉謙信武田信玄も落とせなかった小田原城は落城。父氏政と違い命は助命され、家臣に感状発給の上で高野山へ登った。秀吉から赦免され1万石を与えられたが同年死去。