柳本 賢治（やなぎもと・かたはる）

波多野元清・香西元盛の弟。1526年香西元盛が細川高国に謀殺されると、細川晴元と組んで高国に抵抗、丹波神尾山城に籠城し高国軍を退け、桂川合戦で大勝し、高国は足利義稙と共に近江へ逃れる。足利義維・細川晴元を堺に迎える。しかしこののち三好元長と対立し、高国方、足利義稙との講和をめぐり遺恨を残す。播磨へ出兵するも、大和の山伏に殺されたとも浦上村宗の者に殺されたとも言う。

子・柳本甚二郎は三好元長に「父の代の遺恨のため」殺されている。