伊集院城(いじゅういんじょう)

別名 一宇治城、鉄山城
創建年と創建者 1190~1199年、
形式 平山城

伊集院は半島の東西南北を結ぶ要地である。

建久年間(1190~1198)に紀四郎時清が館を構えたが、4代で断絶。伊集院氏の居城となる。南北朝の時に伊集院忠国は島津一族で唯一南朝方で転戦した。忠国の曾孫の代で島津9代の忠国に攻められ城は落ちている。その後は島津氏の直轄城だったが、島津実久が攻略。1536年には島津忠良・貴久がさらに攻略し、鹿児島侵攻の拠点とした。なお、1549(天文18)年に島津貴久にザビエルが謁見したのは本城とされる。1550(天文19)年12月に島津貴久鹿児島へ移った。